ギアの選び方

【2022】冬キャンプで使えるソロテントのおすすめ7選!

ソロキャンプの焚き火。オイルランタンの柔らかな灯り

少しずつ肌寒くなってくると、焚火の暖かさが恋しくなりますね。

冬に使えるソロテントは価格が高いと思われている方も多いかと思いますが、安いテントでも実は充分冬にも使えるスペックのものもあります。

今回は初めて冬のソロキャンプに挑む方にもわかりやすいように、冬用ソロテントの選び方とおすすめのソロテントをご紹介していきます。

冬キャンプとは

冬キャンプは静かに季節の移ろいを感じられる

冬キャンプでのマジックアワー。空のグラデーションと木々の影とあたたかいランタンの灯り

冬キャンプは冬の厳しい寒さを楽しむキャンプです。

春秋の快適な季節のキャンプと比べて、より自然を感じられると思います。

風や雪による厳しい寒さの中で暖をとって過ごすと、より自分が自然と一体化できているかのような不思議な感覚になります。

冬のソロキャンの魅力

冬キャンプでのむお酒。ウイスキー・クラフトビール

冬のキャンプをもちろん家族や友人と楽しむのもいいのですが、ソロキャンもおすすめです。仕事や育児、学業などの日常から離れ一人で静かに過ごすのに適した環境だからです。お酒やコーヒーがとっても美味しく感じられます。

  • 予約が取りやすい
  • 虫が少ない
  • 騒ぐ人が少ない
  • 星空が最高

冬キャンプは近年人気が出てきたとはいえ、比較的キャンプ場の予約が取りやすい時期です。

夏はファミリーやグルキャンなど、賑やかなのでソロキャンプしにくいキャンプ場もあります。

冬にキャンプする方は比較的キャンプに慣れていてまったり過ごす方が多いので、騒音は少ないと個人的には感じています。(もちろん例外もあると思います)

夜遅い時間、トイレに行くついでにちらっと空を見上げてみてください。

空気がクリアな冬ならではの星空が見られます。撮影する場合は風邪をひかないようにしっかり着込んでくださいね。

冬キャンプ用のソロテントの選び方

冬キャンプに適したソロテントとは

雪の中木の実を食べるエゾリス冬キャンプでは寒さを軽減する構造のテントを選ぶことがとても重要です。

「寒さには強い方だから大丈夫」、「寒さに耐えてこそ冬キャンプ」などと言って夏のテントのままで行くと命を落とす危険があります。

材質や構造など少し面倒に思えるかもしれませんが、快適な冬キャンプをするためと思ってください。

同じく冬用シュラフも選び方が重要です。

冬でも快眠できる最強シュラフはこちらの記事で紹介しています。

【2022最新】冬でも熟睡できる最強寝袋(シュラフ)6選!キャンプにも慣れてきたし、今年は冬キャンプに挑戦したいという方も多いのではないでしょうか? でも充分な装備を怠り、ノリと気合で乗り...

選び方:テントの形

出典:Amazon

ドーム型やワンポールテントなどどのような形のソロテントでも冬キャンプは可能です。ですが、ポイントとしては前室が広いテントのほうが冬キャンプで過ごしやすいと思います。

冬キャンプの場合、タープを張らず、寒さに耐えられなくなったらすぐに閉じられる前室で過ごす方が多いからです。

前室が極端に狭いテントだと、食事を作る際など作業がしにくい事があります。

選び方:生地

主にキャンプ用に使用するテントの生地には、ポリエステル、ナイロンまたはポリエステルとコットンの混紡生地(TC素材、ポリコットンともいいます)があります。

ポリエステルより結露しにくいTC素材の方が冬キャンプにはおすすめです。

TC素材のメリットデメリットをまとめます。

TC素材のメリット

  • 多少火に強い
  • 結露しにくい
  • 遮光性が高い
  • 風合いが優しく高級感がある

TC素材のデメリット

  • 重い
  • 耐水圧が低く大雨時には不向き
  • 雨に濡れると乾くのに時間がかかる
  • 汚れやすい、カビが生えやすい

キャンプ場で乾燥撤収できなかった場合、自宅の浴室やベランダで干すか近所の公園などで必ず干してください。

湿ったまま収納して放置しておくと次使う時までに確実にカビが生えます。

ここまで読んでTC素材はめんどくさそうと思った方は、ポリエステルもしくはナイロンがおすすめです。

ポリエステルの場合、冬キャンプであれば最低でも50D(デニール)以上の厚みのあるテントを選びましょう。

超軽量な山岳用テントだと20Dなどもありますが、冬に使うにはかなり寒くアウトドア上級者向けです。

くわしくはこちらの記事をどうぞ。

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選び方:フライシート

コールマン『ツーリングドーム/ST』のブログ・口コミ紹介出典:楽天

最後に重要なのがフライシートの長さです。

フライシートと地面の間に隙間があるタイプのテントだと夏場は涼しいですが、冬キャンプでは寒さが吹き込む要因となります。

ですので、冬キャンプでは下か風が吹き込みにくいスカートがついたフライシートのテントを選ぶことが重要です。

キャプテンスタッグ『トレッカーキャンプベースソロUV』の通気性出典:楽天

こちらのテントはフライシートの地面との接地面に長い布がついているのが分かるかと思います。これがスカートです。

見た目のかっこよさが損なわれるので、ない方が良いという方もいらっしゃいます。

ですが、テント内の快適さは大きく変わるので、冬キャンプで使用するソロテントはスカート付きの方が良いと思います。

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おすすめ冬ソロテント1:前室が広い

DOD『ショウネンテントTC』

DODショウネンテントTCの口コミ・ブログ紹介出典:DOD

ぱっと見北欧の高級テントにみえるプレミアムなソロテントです。

  • スカート付き
  • TC素材
  • 前室が広い

8.2㎏とソロテントにしては重いのがネックですが、居住空間が広く充実したソロキャンプが出来るのは間違いないですね。

また、インナーテントがメッシュなのでこのままでは寝るとき寒いです。

インナーテントを使うのであれば、フルクローズできるインナーテントをカンガルースタイルでインするのがおすすめ。

また、居住空間が広いのでインナーテントを使わずコット+冬用シュラフで過ごすのも快適です。

ショウネンテントTCについては、くわしくはこちらの記事をどうぞ。

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おすすめ冬ソロテント3:TC素材で暖かい

バンドック『ソロベースEX』

バンドックソロベースEXのブログ・口コミ紹介出典:Amazon

TC素材のテントでミリタリーテイストなソロベースEXです。

従来のソロベースに比べてサイドウォールがついており、横からの風の吹き込みが少なくなりました。

こちらもインナーテントはメッシュなので使わず、コット+冬シュラフがおすすめです。

コットは荷物置きや椅子としても使えるので、ソロキャンプには欠かせないアイテムです。

また、完全自己責任となりますが、開閉可能な薪ストーブ用の穴が開いています。

一酸化炭素中毒や火事には十分お気を付けください。

くわしくはこちらの記事をご覧ください。

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口コミ

ソロキャンパー注目のテントなので、口コミも多数あります。

使いやすい、かっこいい、という口コミから縫製が甘い、チェアによっては頭が天井に当たるというものまで様々。

部品の欠品や初期不良はAmazonカスタマーに問い合わせるとすぐに対応してもらえるので、届いたら早めに試し張りをして検品するのが良さそうです。

ソロ御用達のテント。スカート付になり思わずポチってしまった。初張りはあいにくの土砂降り、撥水性は優秀でした。あとはやはりポールが邪魔。インナーも使えるが構造的に圧迫感ありますね。今後は二又を入荷待ちで、快適性は向上するでしょう。また、インナーは使わず、コットにワンタッチ蚊帳を使う予定にしています。しかしながら、張りやすく、ソロキャンプには欠かせないテントになりそうです。あとは冬かな。あの穴はベンチレーターみたいだからストーブは要検討ですね。

出典:Amazon

おすすめ冬ソロテント4:安い

フィールドア『フォークテント280/TC 280』

キャンプ用品の価格の常識をこわしていくフィールドアのフォークテントです。

ワンポールテントの場合、居住空間の中央にポールがあるのでどうしてもデッドスペースが生まれてしまいます。

冬キャンプの場合、室内にこもって過ごすこともあります。

テント内を少しでも快適に過ごすためにも、最初からポールが二股化されているフォークテントがおすすめです。

フィールドアでは、ポリエステル製とTC素材製と選ぶことができます。

冬に使うのであればTC素材がおすすめですが、ポリエステル製の方もしっかりスカートはついているので下からの風の吹き込みは抑えられます。

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口コミ

空間が思ったより狭い、縫製が甘いという口コミがありました。

その一方でこの安さでこの出来であれば満足、コスパがいいという口コミも多くみられました。

1度、デイキャンプの時に設営してみました。初めてなので、少々時間はかかりましたが設営できました。慣れれば私でも15分ぐらいでたてられるかな。
デザインなども満足しています。二股なので、ポールが邪魔にならないのはホントに良かったです。
あと、縫い目の糸くずはかなりモサモサと着いてました。まぁ、当たりが悪かったかな。
でも、初めての自分のテントをこれにしたのは満足です。

出典:楽天

おすすめ冬ソロテント6:オールシーズン

ホールアース『アーストリッパ―SC』

ホールアース アーストリッパー SC

ホールアースはスポーツショップゼビオ系列のエルブレスが展開する日本のアウトドアブランドです。

アーストリッパ―SCは、ソロテントの快適性を追求したテントになっています。

  • スカート付き
  • 天井が高く前室が広い
  • 防虫素材の生地『スコーロン』を使用

冬は虫が少ないのであまり関係ないかもしれませんが、夏に実力を発揮してくれそうです。防虫素材ではない『アーストリッパ―』も人気ですが、こちらにはスカートはついていません。

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口コミ

価格が少し高いと感じる方が多いものの、実際に使用してみて満足しているキャンパーが多いようです。

縫製が悪いなどの口コミも見当たらないので品質は高いと言えるでしょう。

先日土砂降りの中で初めて使用しましたが、とても快適に過ごせました。
スカートと全面メッシュは良いですね!

出典:Amazon

おすすめ冬ソロテント7:売れ筋人気

テントマークデザイン『サーカスTC』

テントマークデザインの人気ワンポールテントです。

テントマークデザインのTC素材は一般的なTC素材と比べても、水に強いと言われています。

設営がしやすいようセットアップガイドがついているのも、ユーザーへの細かい心遣いがうかがえます。

耐風性や耐水性や設営のしやすさが人気の秘訣と言えそうです。

TC素材のワンポールテントの中でも価格帯が多少高めですが、品質の良さを考えると長く使えるのでコスパがいいテントだと思います。

テンマクデザイン『サーカスTC』のブログと口コミ
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口コミ

先日のキャンプでは、雨のち曇りの天気予報に反して日中から翌日の早朝まで雨が降り続け、しかも夜中は雷を伴う豪雨でした。
ポリコットンは通常の雨には耐えられるが、豪雨の場合は雨が染み込むことがある。と聞いていたので、雨漏りするのではないかと気が気ではありませんでしたが、実際は雨が染み込むということはありませんでした。おそらく15時間くらい雨ざらしだった上に、そのうち5~6時間は豪雨でした。
深夜は突風も吹いて倒壊しそうになったテントもありましたが、サーカスTCはビクともせずにしっかり持ち堪えてくれました。
ますます好きになりました。今後も大事に使って行きたいと思います。

出典:Amazon

強風が吹くと、キャンプ場はテント飛ばし大会になるほど大変なことになります。

山からの吹きおろしがきつい地域や海の近くなど、風の強い地域でも心強い味方になりそうですね。

冬キャンプ用のソロテントまとめ

冬キャンプは防寒具や暖房器具など荷物がかさばりやすいですが、その苦労を越える癒しがあります。

結露が発生してしまうのはもはや仕方ないことなので、とにかく温かく快適に過ごす事、そして一酸化炭素中毒に気を付けて換気をする事を意識して冬のソロキャンプをお楽しみください!

防寒対策もお忘れなく!

テントで寒さをしのげるといっても冬のキャンプは本当に寒いです。

地面が冷え切っているのでコットを使用するか、厚めのインフレ―マットを使用しましょう。

また、ダウンジャケットやダウンパンツなども重宝します。

就寝時には暖房器具を消した方がいいので、湯たんぽやカイロの用意もお忘れなく。

金属製の湯たんぽは直接火にかけて温められるので便利ですが、火傷の恐れもあるので十分気を付けて取り扱って下さい。

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